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2004.12.09

パイティング・ザ・サン

2004/11/30 地元駅前のBK1で平積になっていたのを発見し衝動買い。
2004/12/09読了。
「太陽に噛みつくな」「サファイヤ色のワイン」という連作中篇2作の合本。それでタイトルが「BITING THE SUN」とはこれいかに。
copyrightが1976, 1977となっているから28年も前の作品かよ。なぜ今ごろ、それもマイナーな産業編集センターからでたのかちょっとびっくり。
ロボットにより完全に管理されたユートピア/ディストピアで性別が自由に替えられたり、自殺してもすぐに新しい身体で復活できたりと設定自体が確かに古臭い気がする。
この設定からA・C・クラークの「都市と星」のダイアスパーを思い出してしまうのはしかたのないことなのか。
文体や、構成、設定など全体にとっちらかった印象が強い。
往年のサイバーパンクを彷彿とさせる、ってこっちが古いのか。
それともきらびやかな各種の描写から「ヴァーミリオン・サンズ」を思い浮かべたりなんか類似本ばかり思い浮かべてしまうそれはそれで不思議な作品ではある。
結末が予定調和でメローになるところとプロットに若干の穴があるところがちょっと不満かな。

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